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吉行淳之介  「恋愛論」(角川文庫)

吉行淳之介  「恋愛論」(角川文庫)
吉行の魅力は、ちょっぴり社会を斜めにみながら、飄々と過ごし、世を渡っていくところである。遠藤周作ばりに、生き方指南役と自ら称して、恋愛とは何か、青春とは何かと論じるようなことは全くしないのが流儀だ。だから、よくぞ、このような本を書いたものだと驚く。流石にあとがきで懲りたのか二度とこのような本は書かないと吉行自身が述べている。
 それでも吉行流のウィットが満載な作品である。
昔人間は頭が2つ、手足が4本ある動物だった。神様がそれは不便だろうとそれぞれ2等分して今のような人間にした。そして、男と女ができた。その2等分された、男と女が寂しくなり、分離されたそれぞれの男、女を探し求め歩くことで恋心が生まれた。
 結構洒落たことを吉行が言う。

| 古本読書日記 | 06:26 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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