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吉村昭  「黒船」 (中公文庫)

吉村昭  「黒船」 (中公文庫)
黒船でペリーが浦賀沖にやってきて以来、その通詞(通訳)として活躍した堀達之助の激動の半生を描いた作品。タイトルとしている黒船がアメリカからやってきて、和親条約を締結するまで、そのアメリカを追うようにやってくるイギリス船、ロシアあるいはドイツ船との
緊迫した交渉する場面もそれなりに読み応えがあるが、やはり日本で初めての英和辞典を編纂するところが作品タイトルとはずれるが面白い。
 オランダ語英語辞典を参照にしながら編纂する。そして、現在の辞典と殆ど同じレベルの辞典を完成させる。それも作り始めてからたった一年八か月で終了させる。
 Ableをチカラアル、タッシテイル
 By をニヨッテ、ニチカク ニシタガッテ
 By sea を船路にて
などと和訳できたことは見事だ。
 収められた単語は3万5千語。熟語も例示として収められている。
 日本最初の英和辞典の英名
「POCKET DICTIONARY ENGLISH AND JAPANESE LANGUAGE」
その辞書は袖にいれ携帯に便利な大きさの辞書であった。


by はなゆめ爺や

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