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吉村昭  「死のある風景」(文春文庫)

吉村昭  「死のある風景」(文春文庫)
身内、親族の死に接したことから思い出されるそれぞれの人たちとの交流を描いた短編集。
 戦争が終わったとき、反戦平和えを貫き通したという人たちが獄中生活から解放されてまさに時の英雄として出所してきた。吉村は鋭く指摘する。「彼らは決して反戦平和主義者ではない。たまたまアジアを侵略したり、アメリカと対峙して戦う戦争に反対していただけで、これが別の形の戦争であったら、しいたげられた労働者よ手を携えて戦争しようということだったら、人々を彼らは戦争に駆り立てていただろう。」と。
 徴兵に応じず逃げまくった人や、軍隊から逃亡して逃げ切った人がいた。この人たちも戦後反戦を貫いた人として尊敬された。吉村はこれも違うと鋭く指摘をしている。


by はなゆめ爺や

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| 古本読書日記 | 06:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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