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三並夏 「平成マシンガンズ」

先日、江崎書店の「静岡県出身作家コーナー」に置かれていました。買ったのはポイントがたまるいつもの店ですが。
15歳で文学賞受賞。中学時代が遠くなった私にとっては、懐かしい。

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ここまで緊張感漂うクラスではなかったと思いますが、時間が経って細かな記憶が抜けたのかもしれない。
仲良くなれない先生とか、ひどく臭い子とか、体育の時間にコート脇で「セックスの手順」を解説している女子とか、女顔の同級生に「おい。家に帰ってママに○○ってどういう意味か聞いて来いよ」と猥談を振ってげらげら笑う男子とか、いろいろいました。
私も平穏に暮らしていた気がします。多少のストレスはありましたが、クラスに陰湿ないじめはなかったし、クラスメイトの役柄や人物相関図を考えるような子でもなかった。

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この作品に出てくる朋美は、自分を地味キャラと位置づけています。
「お母さん然としてにっこり笑んで、マリア様のような無償の慈悲をアピールした」り、自分の発言が思いがけずウケてしまい他の女子の敵意を感じたら、いなすように笑ったり。
自分を客観的に眺め、役柄にあった行動・反応ができたと満足しています。その努力もむなしくハブられてしまい、転校することになるんですがね。
学校は、目立って得する場所じゃない。

勝手に男性作家だと決めつけて読んでいたんですが、読み終えてググったら女性の写真が出てきました。(本人なのかは知りませんが)
エンタメではなく文学なので、面白いとか驚かされるとか、そういうものではない。「穴」のほうは、綿矢りさを思い出しました。

雷が鳴っているのではなこは怯えています。

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「ザ・雑種」「これぞ駄犬」という外見で、祖母も「これは家の中で飼うような犬じゃない」と言われるんですが、臆病です。


by はなゆめねえや

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