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井上靖  「白い風赤い雲」 (角川文庫)

井上靖  「白い風赤い雲」 (角川文庫)
最近の小説は、小学校くらいの子供を描いても、小学生とことわりがきがないと大人の世界の会話ではないかと思うことが殆ど。下手をすると普通の大人より心の動きなど微妙で大人以上。本当に子供がこんな風に複雑に考えるのだろうかと思う作品ばかり。
 井上の作品が描く子供はこの作品もそうだが、あくまで純真で素朴だ。そして東京の子供を描いているが、その姿は田舎の可愛い鼻たらし小僧だ。ター坊と川岸君コンビは楽しく名コンビ。母さんは妻子ある男を恋している。でもその母さんを恋している学校の先生がいる。
 母屋の春江姉さんには恋人がいる。
こんなことを微妙な距離をとりながら独特の嗅覚で子供たちは感じていて、そのまま素朴で純な行動をする。
井上は子供を描かせたら天下一品の作家である。

by はなゆめ爺や

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