FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

アンソロジー  「季」(百年文庫)

アンソロジー  「季」(百年文庫)
円地文子、島村利正、井上靖のそれぞれの短編を収録。
島村は長野県の高遠町出身の作家。志賀直哉に師事している。
江戸時代から明治の線路ができるまでは、信州南信伊那、諏訪への魚介類の商売は、富士川を遡って、諏訪の岡谷か高遠を留地として、そこからあちこちへ流通してゆく。
 富士川を遡ってきた商人たちは韮崎から小淵沢を通り、青柳までゆき、ここで岡谷にゆく者と金沢峠を超えて高遠にいたる者の二手に分かれる。こんな記載が島村利正の小説「仙酔島」にある。
 幾多の本を読んできたが「青柳」が登場したのは初めてである。金沢は松本清張の豪族の群雄割拠を扱った小説にでていた記憶がある。
 青柳、金沢は私の生まれた部落の隣にある。なつかしかった。青柳駅から諏訪の高校まで通っていた日々を思い出した。もちろん作品も江戸、明治の商家に嫁いだ女性の悲哀さを切れ味鋭い文章で描き印象に残る作品だった。

by はなゆめ爺や

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 古本読書日記 | 08:27 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT