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井上靖  「夢見る沼」(講談社文庫)

井上靖  「夢見る沼」(講談社文庫)
読者には普通なる心もあるし、考えもある。100%とまでいかなくても、ここは成程そういうことかとある程度納得感がないと物語に入れない。
 節子は婚約した男、大三郎がいるが、どうにも結婚したくない気持ちが強くなる。それで彼の実家のある信州まで親友伊津子に行ってもらって婚約解消を伝えてきてほしいとお願いする。
 どういう経過があり、婚約に至り、なぜ今になってそれを解消したいのか、更に自らが大三郎に言えばいいことを、何で信州の大三郎の実家まで友達にその解消を伝えるお願いをせねばならないのか。また伊津子はそれをホイホイと受けて信州まででむくのか。
 全く理解ができない。
それで、信州までわざわざ行って、解消を伝え、その後、少しあれこれあるが、節子はやっぱし大三郎と結婚しようと決意する。
 わけがわからない。その後物語にある起伏を用意していたとしても、その前提があまりにも世間ズレしていすぎる。

by はなゆめ爺や

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| 古本読書日記 | 09:21 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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