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三浦綾子  「自我の構図」(講談社文庫)

三浦綾子  「自我の構図」(講談社文庫)
三浦は、そもそも人間は嫉妬エゴの塊だと言う。それを、特に家族、夫と妻、姑と嫁、子供と親との醜い確執に表し徹底的に描く。
 人間は人間をせねばならない。結果家族ができる。その結果確執が起こる。でも、三浦がいうほどに家庭、夫婦は確執ばかりなのなら、三浦が前提としている結婚などせねばいいのにと思う。なぜ人間は結婚せねばならないのか、そこに明確な答えが三浦からはない。この作品でも、確執が続くなかで、結婚はなぜするのか、以下のように蒼竜に言わせる。
「男と女の約束ちゅうのも大事なんだよ。これがいわば社会の基礎だ。結婚はね、これは契約だ。約束だ。男と女が、一つの家庭を築いていこうという、いわば一生をかけての仕事だ。」
で、なぜこんな大変な一生をかけての苦難の仕事をせねばならないのか。苦難であるならそんな仕事はする必要がないと思われてしかたがない。

by はなゆめ爺や

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| 古本読書日記 | 09:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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