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池井戸潤  「ようこそ、わが家へ」(小学館文庫)

池井戸潤  「ようこそ、わが家へ」(小学館文庫)
倉田家のありよう、設定がうまい。全くどこも突出していることがない典型的な一般家庭。つつましい暮らしをしている。
 この話は、どんな平凡な一般家庭でもある日突然魔の手が忍び込んでくることがあることを読者に教える。また、正しい、不正ということは、物の見方で変わり、いかに言葉というものは力なくむなしいものかを教える。正しい、不正は権力があるかないか、強いか弱いかで決まり、言葉では決まらない。2000万円の会社からの不正詐取をする真瀬営業部長とそれを摘発しようとして疎まれる倉田。平凡人生の倉田が追い込まれていく姿が悲しい。
 作品はミステリータッチで面白い。しかし、家庭に忍び込む魔手と会社での不正を追及することと、結局は2つの事件がつながっていないという結末にちょっと失望。


by はなゆめ爺や

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| 古本読書日記 | 08:35 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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