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三浦綾子  「果て遠き丘」(集英社文庫)

三浦綾子  「果て遠き丘」(集英社文庫)
昭和51年から一年以上「女性セブン」連載された小説。長い。600ページ近くある。
登場人物が個性的というより、三浦はかなりそれぞれの個性をデフォルメしすぎている。
だから、現実から少し遊離してしまっている。特に香也子の描き方がよくない。
彼女は子供っぽくかつ悪性の女性として描かれる。そして、つねにまわりの人間が自分より不幸でなくてはならないと思い、不幸にさせるべくいろいろ企み事件を起こす。
 でも、人の中には、何をやっても結果人を不幸におとしいれたり邪魔をしたりする結果になってしまう人もいる。年がら年中悪意で生き、人を貶めるという人は何か目的があれば別だが、継続してだれにしても悪いことをしようとする人はいないと思う。
 どうして私はいつも人に迷惑をかけてしまうのだろうと悩み悲しむ姿が香也子にもなければ、香也子に救いがなくなってしまう。

by はなゆめ爺や

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