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吉村昭  「背中の勲章」(新潮文庫)

吉村昭  「背中の勲章」(新潮文庫)
この作品は戦争の裏側物語だ。大戦が終わって30年を経て、吉村は50歳をだいぶ越えた中村米吉という人に会って彼の戦争体験を聞く。
 彼は、漁船を模した、小船に乗り、敵艦を見つけだし、それを無線で海軍司令部に伝える任務を担った。当然、小船が相手に発見されれば、体当たりで敵艦にぶつかり、敵艦を損傷させ、そのまま戦死することが義務付けられていた。そして、想定していたことが発生、敵艦にぶつかりにいったのだが、気がついたら手足を縛られ敵艦に収容されていた。
 日本では兵隊は「生きて虜囚を辱めず」ということが徹底されており、捕虜となる前に兵隊、軍人は自決せねばならなかった。
 中村も死ぬことを試してみたが、人間、心ではそう信じていてもなかなか死ねなかった。
捕虜は最初は5名だけだった。死ねない捕虜は膨れ上がり最後は3000名を超えた。
 この作品は戦争でアメリカの捕虜になり、解放されるまでの捕虜体験を描く。



by はなゆめ爺や

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