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三浦綾子  「死の彼方までも」(講談社文庫)

三浦綾子  「死の彼方までも」(講談社文庫)
中編、短編集。
どの作品も味わい深い佳品ぞろい。その中で印象に残ったのが「赤い帽子」。
三津枝は小さなアパートでミシンをもって洋裁で生計をたてている。北海道で有力な不動産業をしている佐田一族の息子と偶然知り合い、恋におちる。そして身籠る。
 その佐田が交通事故で死ぬ。そのとき危篤だった佐田の妻が病気をおして佐田のもとにかけつける。そして妻も数日後に亡くなる。地元の新聞が悲しいおしどり夫婦として美談を交えてその悲劇を伝えた。
 三津枝の息子康志は佐田の子。そして小さい三津枝が住む旭川では、どこに住んでも佐田の2号という噂がたち、まわりから拒絶される。息子康志は2号がわからない。
誰も遊んでくれないことがわからない。隣のかおるちゃんと遊びたいのだが。お家にいれてもらえない。
 ある日、康志がガス中毒で倒れている、かおるとそのお母さんを偶然発見。三津枝の対応で2人は一命をとりとめる。そこから、お母さんは感謝して、康志とかおるとの交流を許すことになる。かおるの母の夫が、三津枝は2号だからくみしやすいと思い突然やってきて、関係を迫る。康志はそれをひとさらいの怖い人とかおるに伝える。それで、康志とかおるの交流が途絶える。
 寂しい康志は考える。なんとかかおると遊びたい。そしてあぶない、死にそうな事件をおこし、寸でで救ってやればまた交流ができると。で、かおるを氷の裂け目から突き落とすことを実行しようとする。

by はなゆめ爺や

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| 古本読書日記 | 08:14 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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