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相場英雄  「震える牛」 (小学館文庫)

相場英雄  「震える牛」 (小学館文庫)
謎解きやミステリーとしての評価は今一のように思う。結果は見えているのに、そこにいたるまで田川という刑事の現場メモを積み上げる手法がまだらっこしく、スリル、スピードに欠ける。
 そんな欠点をモール型ショッピングセンターとそれに連なる政界、更に警察検察組織の悪の連鎖の実態を著者はこれでもかとあばきだし、この作品を大ベストセラーこの作品を押し上げた。
 スーパーからモール型ショッピングセンターにイオンをはじめ大手が動いている背景がよくわかる。それから、例えばきざみ野菜が何日おいても色が変化しないからくり。だから賞味期限をはりかえ繰り返し販売できるからくり。安価なハンバーグのからくり。色んなことがこの本からわかる。
 最近私が住む地方の街では商店街がシャッターどおりになって久しいが、駅前に和民をはじめチェーン居酒屋が続々と店を構えだした。それに従って愛すべき昔からの飲み屋が
一掃されている。チェーン居酒屋が提供する料理のカラクリもこの作品で紹介されている。
 この本を読んだらそんなチェーン店にはとても行くことはできない。
AMAZONの読者評価をさげるため、星ひとつ評価をショッピングセンター社員がかたまってこの作品に与ええているとのこと。


by はなゆめ爺や

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