FC2ブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

桜木紫乃  「硝子の葦」(新潮文庫)

桜木紫乃  「硝子の葦」(新潮文庫)
あまり知られていないけど、かなり凄い作家、しかも直木賞も受賞しているという評判を聞きつけ桜木の作品を手に取った。
 この作品はかなりハメットかヘミングウェイを意識した文の運びになっている。要するに、説明とか感情の類を極力省き、現象だけをさらさらと書く方法だ。
 しかし、作品の人間関係とその結末は相当ドロドロしている。そこが深堀されていないため、どうしてこのような関係になってしまっているかがもう一つ訴求がなされない。また、現在の続いている場面に過去が突然はいり、また現在の続きが始まるところがたくさんあり、そこでプッツリ持続性がとぎれ、またさっきまでのことを思い出さねばならないといたく読みにくい。
 チャレンジとしては面白いが、物語の内容と省略文体が乖離している。

by はなゆめ爺や

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

| 古本読書日記 | 08:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT














PREV | PAGE-SELECT | NEXT