もういくつ寝るとなんとやら
棚をどかすために爺やの本棚からいったん中身を出したら、気になる2冊が。

作家ごとにまとめている棚が別にありまして、「あっちに移しておかなくては!」というわけです。
小川洋子さんも吉田修一さんも、何冊か読んだことがあります。
「最果てアーケード」「海」「刺繍する少女」など、短編の方が読みやすかった。「やさしい訴え」は長編のようなので、今回はそのまましまってしまおう。
「悪人」「パレード」は結構面白かった記憶。「女たちは二度遊ぶ」は、読んだはずだけど記憶がない。「最後の息子」は表題作だけ読んだ。
……連作短編集らしいので、近々読む候補としてキープかな。
以前、「仮面の告白」を買ったとこのブログに書きましたが、読まずに本棚に戻しました(-_-;)
興味が失せてしもうた。
あと、次かその次に読みたいのがこれです。

安定の長嶋有。
数年前は、「文学よりエンタメ。芥川賞より直木賞。芥川賞を取った人の本は、よくワカンナイ」という感じだったのですが、最近はそうでもないような。
あんまり派手な奴や読者に挑戦するような奴は、ついていけない(^▽^;)
謎解き・エンタメ系も、「鍵のない夢を見る」とかアンソロジーとか「おまえじゃなきゃだめなんだ」とか、短編を選んでいた模様。
……あ、長編を読んだ小池真理子や林真理子は直木賞作家ですね。でもまぁ、おとなしい内容だったし。
おまけ。最近観た映画。
「愛を読むひと」

ヤフー(というかGyao!)で無料だったので。
「タイタニック」のヒロインだったケイトがこんな役をやっていたのか、と。ベッドシーンでは腋毛処理完璧だなっ←なんか違う。
なかなか面白かったです。
wikiに結末まであらすじが載っているので、先に内容を知ってしまったのですが、「あのシーンが伏線になっているのか。あの涙はそういうことか」とつながっていくのが楽しい。
テーマは重く、ケイト演じるハンナには強制収容所の女性看守だったという過去があります。
主人公(ハンナの元恋人)が、娘が成人するまで打ち明けなかったのも当然だと思う。
主人公の老け込み(俳優の切り替え)が早いのも、心労の故か。
死の行進を生き残った女性が、「あの人(ハンナ)を許してほしいというの? カタルシスが欲しいの?」と冷たく言うのも、彼女の罪が罪なだけに……うん。
主な俳優をwikiでチェックしたんですが、別にドイツ系やユダヤ系の人を使ったというわけでもないんですね。
| 日記 | 19:26 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑