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2014年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年08月

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吉行淳之介 「悪女という種族」

向田邦子さんの本ではなく、こちらを先に読み終えました。
悪女といえば、中島みゆきですね。

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先日、「砂の上の植物群」にチャレンジし、数ページで挫折したのですが、これは短編集なので楽に読めました。
ただ、オチが分からない話もありました。
浜名湖パルパルで、ビックリハウスに乗ろうと誘われ、怯えて拒んだ経験があります。
この小説で説明されている通り、壁はぐるぐる回るけれど、座席自体はブランコみたいに揺れているだけです。仕組みが分かってしまえば別に怖くはない。
この、若い教授夫人が「余興」として旦那を笑いものにする話が、一番残酷で面白かった。

今日は、二匹で寝そべっていました。

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テキストをだらしなく積み重ねておく私も私ですが、この状況では勉強なんてできやしない。
どいてもらっても毛だらけです。

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ももちゃん幸せそう……
茶々は素晴らしい布団。

しばらく放っておいたら、肉がずれてライトが点灯しました。

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デスクライトの妖精というより、腰痛でマイクロ波の温熱療法を受けているみたいだな。


by はなゆめねえや

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抑止力と外交力

吉村昭の「落日の宴」新装版で最近講談社文庫で出版された。歴史は常に勝者の側が正義として語られる。特に明治維新は竜馬から始まり伊藤博文、大久保利通、西郷隆盛らが維新功労者として教科書にものり絶賛されている。
徳川幕府はそれほど悪い時代だっただろうか。少なくとも250年以上に渡り、他国と戦争をして犠牲者をだしたことはなかった。唯一、維新の原動力となった薩摩藩が英国艦隊と戦い、犠牲者を多数だしただけだ。
 特に幕末の世界の状況は厳しかった。中国はイギリスをはじめ、列強に蹂躙されていたし、アジアの他の国々も植民地と化し、おびただしい犠牲者をだしていた。更に、欧州ではクリミア戦争が勃発、緊張状態にあった。
 こんな中で、アメリカ、ロシア、フランス、イギリスが日本にやってきて、国交を武力を背景に日本にせまった。もし戦争になったら、日本は瞬間で破壊される。武力には彼我の差があった。全く抑止力はもっていなかった。
 こんな中で、幕府の官吏、老中は地をはうような交渉をした。一歩間違えれば多数の犠牲者とともに、列強の植民地にされていた。しかし、彼らの敢然とした交渉により、日本は戦争にまきこまれることなく、明治を迎えた。
 明治維新の薩長政府は富国強兵、軍備を拡大して、その力を背景にして交渉を進める方向に突き進んだ。軍備増強が戦争抑止力になるはずであった。それは薩長勢力が自らの権益を拡大するためであった。結果、日清、日露の戦争に続き、最後は大戦で数百万の日本人が命を無駄に落とした。本当に維新の英雄は素晴らしかったのか。疑問大である。
 抑止力を持たず、交渉、外交力だけで日本を守りぬいた、幕府の要人の力は尊敬に値する。しかし、これらの素晴らしい人々は歴史から完全に抹殺されてしまっている。
 集団的自衛権の確立をする前に、もういちど吉村の「落日の宴」を安倍首相は読んでほしいと心底痛感する。
吉村の「落日の宴」まったく時宣にかなった出版である。是非多くの人に読んでほしいと願うものである。


by はなゆめ爺や

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イヌはネコ目(もく)らしい

食肉目ともいう。

今日もももちゃんは机にいます。カーテンの柄はチューリップ、壁紙はヒツジです。私が選んだわけじゃないですよ!

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寝返りをうったはずみに、ライトを点灯させてくれることもある。そういえば、そういうツイートがこの前ヤフーでも取り上げられていました。

「平成マシンガンズ」の次は、これを読んでいます。

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いつもの本屋で、新刊コーナーにあったのはこんな表紙です。
新装版。なるほど。
古そうだからとあまり期待しなかったんですが、けっこう面白いです。最初の話から笑ってしまいました。話の持っていきかたがうまいですね。

バックに映っている「銀の匙」、夏ごろに続きが出ると書いてあったはずなのですが、まだのようです。作者が出産・育児しているようなので、しょんないかなと。
というか、私はざっとしか読んでいないんですが(;・ω・)


by はなゆめねえや

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二度あることは三度あるの巻

7月14,15日と信州蓼科~車山高原に行ってまいりました
天気予報ではイマイチでしたがいざ行ってみると
すんばらしい快晴!
空気は美味しい、ご飯は美味しい、もう言うことなし!

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で、タイトルのそれなんですが…
山へ行くためには高速道路を4時間くらい走らねばなりません
車を走らせるにはガソリンが必要です

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出発前にこのくらい残量があればどこそこで給油すればいいと考えます
考えたはずなんです、確かに
でも気が付くとガソリンなくなるよ~と警告灯がついているんだなこれが

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決してスリルを求めているわけではありません 焦ります
次のSAまで果たしてもつのだろうか
警告灯は点いているがまだ振り切ってはいない、しばらくは持つはず
しかし万が一高速道路でのガス欠はちょっとイタイ

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私「私さー、JAFに30年入っていて年会費3000円?まじめに払ってきたけど
一度も使ったことないんだよね」
友人「じゃあ、ちょっと使ってみちゃう?」

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そんな悪魔のささやきに揺れる心ではあったけど
生来の小心者ゆえ・・
「ごめん!やっぱ降りるわ」

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降りる予定のないICで降りてガソリンスタンドを探し求めたのでした
これやらかすの3回目

まあ、なんていうか世の中は計画通りにはいかないものですネ

山、最高~!


by はなゆめママ
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三並夏 「平成マシンガンズ」

先日、江崎書店の「静岡県出身作家コーナー」に置かれていました。買ったのはポイントがたまるいつもの店ですが。
15歳で文学賞受賞。中学時代が遠くなった私にとっては、懐かしい。

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ここまで緊張感漂うクラスではなかったと思いますが、時間が経って細かな記憶が抜けたのかもしれない。
仲良くなれない先生とか、ひどく臭い子とか、体育の時間にコート脇で「セックスの手順」を解説している女子とか、女顔の同級生に「おい。家に帰ってママに○○ってどういう意味か聞いて来いよ」と猥談を振ってげらげら笑う男子とか、いろいろいました。
私も平穏に暮らしていた気がします。多少のストレスはありましたが、クラスに陰湿ないじめはなかったし、クラスメイトの役柄や人物相関図を考えるような子でもなかった。

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この作品に出てくる朋美は、自分を地味キャラと位置づけています。
「お母さん然としてにっこり笑んで、マリア様のような無償の慈悲をアピールした」り、自分の発言が思いがけずウケてしまい他の女子の敵意を感じたら、いなすように笑ったり。
自分を客観的に眺め、役柄にあった行動・反応ができたと満足しています。その努力もむなしくハブられてしまい、転校することになるんですがね。
学校は、目立って得する場所じゃない。

勝手に男性作家だと決めつけて読んでいたんですが、読み終えてググったら女性の写真が出てきました。(本人なのかは知りませんが)
エンタメではなく文学なので、面白いとか驚かされるとか、そういうものではない。「穴」のほうは、綿矢りさを思い出しました。

雷が鳴っているのではなこは怯えています。

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「ザ・雑種」「これぞ駄犬」という外見で、祖母も「これは家の中で飼うような犬じゃない」と言われるんですが、臆病です。


by はなゆめねえや

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小川洋子  「おとぎ話の忘れ物」(ポプラ文庫)

小川洋子  「おとぎ話の忘れ物」(ポプラ文庫)
遠い昔、キャンディー屋をしていた主人公のおじいさんが、世界を旅して、あちらこちらの駅に忘れ物として保管されていた、おとぎ話をひとつひとつ集め、それを本にしてキャンディ工場の中に「おとぎ話の図書館」を作った。
 キャンディーができあがるまでの間、図書館にあるキャンディーをなめながら、おじいさんの集めたおとぎ話の世界にどうぞひたってくださいと。
 こんな呼びかけで始まる、小川洋子が新たに紡ぎだしたおとぎ話の数々。樋上公美子の
挿絵とあいまって楽しく、優しい世界が繰り広げられる。


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井上靖   「花壇」 (角川書店)

井上靖   「花壇」 (角川書店)
  曼珠沙華 行く雲遠く 人遠く
、この作品にはさまれている、井上靖が詠んだこの俳句はずしんときた。40年近く、会社人生、それもひとつの会社で歩んできた。苦楽を共にしてきた仲間、先輩、後輩がたくさんいる。
 あれだけ熱く燃えた仲間が、退職を期に、交流が薄くなり、櫛の歯が落ちるように一人、二人と没交渉になってゆく。全くこの俳句そのもの。
 会社を退職したら会社仲間とはできるだけ縁を切り、第2の新しい人生を創るのだと張り切っている人も、現在を見直してみると、変わらず会社仲間やOBと飲んだり、交流を続けている。結局会社中心で人生を回っていることに気付く。
 会社での人間関係が切れると、よみがえってくるのが学生仲間との交流。この作品は40年を経て再会した主人公や、学友たちの未交流だった40年の歩みの間に、変わり果てた姿を描きながら、更に新しい人生をしっかりと歩んでいってほしいという井上が、心の込めた詩や俳句を贈り、そもことにより彼らが新人生のチャレンジに立ち向かう再生の物語である。


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柴崎友香 芥川賞受賞

大好きな女性作家、柴崎友香さんが芥川賞を受賞した。ずっと密かに柴崎さんと豊島ミホさんが好きで応援していた。豊島さんは突然休筆宣言をして今は作品がでていないが、青春をパンチ力のある表現でストレートに描き読者に刺さってくる。
 柴崎さんは、友達同士が会話しあうのだが、その会話、それぞれの想いやイメージが異なっていて、どこかズレ、上手くかさなりあわない、そこから発生する青春の切なさを描かせたら抜群の作家だ。
 最近の青春小説は少しのことで、すぐ涙をこぼしたり、泣くものが多い。作家の表現力が昔に比べ低下していると感じる。
柴崎さんの作品は、安易なところへ落ちず、言葉をすくいとって、青春を鮮やかに表現している。
芥川賞受賞がほんとうにうれしい。


by はなゆめ爺や

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井上靖  「白い風赤い雲」 (角川文庫)

井上靖  「白い風赤い雲」 (角川文庫)
最近の小説は、小学校くらいの子供を描いても、小学生とことわりがきがないと大人の世界の会話ではないかと思うことが殆ど。下手をすると普通の大人より心の動きなど微妙で大人以上。本当に子供がこんな風に複雑に考えるのだろうかと思う作品ばかり。
 井上の作品が描く子供はこの作品もそうだが、あくまで純真で素朴だ。そして東京の子供を描いているが、その姿は田舎の可愛い鼻たらし小僧だ。ター坊と川岸君コンビは楽しく名コンビ。母さんは妻子ある男を恋している。でもその母さんを恋している学校の先生がいる。
 母屋の春江姉さんには恋人がいる。
こんなことを微妙な距離をとりながら独特の嗅覚で子供たちは感じていて、そのまま素朴で純な行動をする。
井上は子供を描かせたら天下一品の作家である。

by はなゆめ爺や

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芹沢光治良  「告別」 (中公文庫)

芹沢光治良  「告別」 (中公文庫)
第一次大戦のころパリに妻と一緒に留学していた主人公。大学では5人の学生と文学を学ぶ。彼らは、青春の真っただ中であり、情熱がほとばしり、最も熱い仲間たちであり純真無垢な連中であった。
 1957年、再び主人公はドイツでの国際文学学術会議にかこつけフランスを訪れる。
そこで仲間を探す。ドゴールの第5共和政に対抗したかどで、貧民レベルに落ちた者やその抵抗で目を失明したものがあの仲間の中にいた。
 更に日本で事業を行うということで500万円を貸したが返却をしないまま、交通事故で亡くなった人も仲間のなかにいた。
 青春からいくばくかの年月を経て、かっての仲間は大きく変わってしまった。青春への慟哭と鎮魂。そしてもう2度とパリにはくることはないと決意する主人公がいる。


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しっぽのきもち

あなたのしっぽになりたいって、普通にストーカーですよね。
猫の歌といえば、「うちのネコぼくのネコ」とか「44ひきのねこ」とか。
猫の絵本といえば、「11ぴきのねことへんなねこ」。
猫の漫画といえば、「ねこ・ねこ幻想曲」。

ネタというほどのネタもないんですが、定期的に写真入りの記事をアップしないといろどりが足りないような気がしましてね。
こんなときこそ、猫の登場です。
ちなみに、私の車には「犬がノってます」だの「飯のためなら何でもするズラ」だのステッカーが貼られていますが、自分では猫派だと思っています。

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携帯電話も、I♡CAT です。このぬいぐるみは、かなり昔に遠鉄百貨店のパーソンズで買ってもらったものです。

さて、我が家の猫の話。
毛深い彼女は、クーラーのある部屋は気に入らないのか、床に伸びていることも多いです。

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最近はセルフ毛づくろいが足りないようで、毛玉が増えました。女王様を思い出させる。
猫も年取ると身なりに構わなくなるんですかね。

アップにすると、まだまだ美人。

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茶々は今日もベッドです。犬と共存できる性格ですし、クーラーも平気……と書いている横で、くしゃみをしています(;´・ω・)

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充填率が高いですね。SサイズではなくMサイズのベッドなんですが。
ベッドといえば、6年前はこんな写真も撮っていました。
ゆめこがいかにデブったかわかりますねぇ。

「しっぽのきもち」で思い出しました。
「君の中入っていって、その瞳から僕を覗いたら」ってB’zの曲にあるけど、僕は彼女の中にいるんだから見ようとしたって無理じゃないかと。
やっぱり、相手の一部になっちゃだめですね。
まだ、「ビーチサンダルを履いた指に挟まる砂のように」とか「まるでコンタクトレンズのように」とかのほうが?
↑ポルノグラフィティです。


by はなゆめねえや

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井上陽水 「ラインダンス」 (新潮文庫)

井上陽水 「ラインダンス」 (新潮文庫)
井上陽水のアルバム最初の「断絶」から4枚目の「氷の世界」までは当時の若者の心情、叫びをそのままストレートに表現し、見事だった。大学の寮では、必ずボリュームをmaxにして「氷の世界」あちこちの部屋から聞こえてきた。
どことなく尾崎豊を彷彿とさせる。
すごかった陽水が変わったのが5枚目のアルバム「二色の独楽」から。詩も抽象的になり、メロディラインも温和になった。陽水が大金を稼ぎ、生活も豪華になり完全に守りにはいった瞬間だった。そこから陽水の低迷が続く。
 そして大麻で逮捕され大騒ぎとなる。ここで陽水が守りからもがきだし、歩みを再びはじめる。そしてその歩みはアルバム「ホワイト」となって結実する。
この本で陽水が最も尊敬する作家色川武大が陽水の変わった瞬間を鮮やかに描いている。 


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冨澤一誠  「俺の井上陽水」 (旺文社文庫)

冨澤一誠  「俺の井上陽水」 (旺文社文庫)
時々テレビで街頭インタビューのシーンをみる。それでびっくりする。「集団的自衛権行使についてどう思いますか。」とマイクを向けられ、それでスラスラとはいかないまでも、それなりの意見を言う人をみる。いきなりマイクとテレビカメラを向けられ難しい問題についてよく答えることができるものだと感心する。何だかサクラじゃないかなあと勘繰る。
それより陽水の「傘がない」のほうが圧倒的に自然だと感じる。
 それにしても陽水の登場は強烈だった。栗田ひろみという可愛い女優がいた。
「放課後」という映画でデビュー。この映画で使われた歌が「夢の中へ」。田舎の映画館でみたことを懐かしく思い出した。
 そういえば杉田二郎のバックバンドがかの小田和正率いるオフコースだったことも思い出した。


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井上靖  「春の海図」(角川文庫)

井上靖  「春の海図」(角川文庫)
恋愛は肉体交渉を伴う。肉体関係を深く、濃く描くことで、愛情の深さだけでなく、恨み、憎悪が物語の中で、際立たせることとなる。
 こういう恋愛物語とまったく相反する物語を紡ぐのが井上靖の恋愛物語である。
茜と登山家の河野の間には確かに恋愛感情が漂っている。それは、ちょっとした会話の中や仕種のなかに現れている。しかし、決してどちらからも、好きとか愛しているというような直截的な言葉は発せられない。
 そして、河野は3-4年の海外暮らしのために機上の人となる。
爽やかな物語に、2人の別離を知って読者は少しセンチメンタルな気分になる。


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アンソロジー  「季」(百年文庫)

アンソロジー  「季」(百年文庫)
円地文子、島村利正、井上靖のそれぞれの短編を収録。
島村は長野県の高遠町出身の作家。志賀直哉に師事している。
江戸時代から明治の線路ができるまでは、信州南信伊那、諏訪への魚介類の商売は、富士川を遡って、諏訪の岡谷か高遠を留地として、そこからあちこちへ流通してゆく。
 富士川を遡ってきた商人たちは韮崎から小淵沢を通り、青柳までゆき、ここで岡谷にゆく者と金沢峠を超えて高遠にいたる者の二手に分かれる。こんな記載が島村利正の小説「仙酔島」にある。
 幾多の本を読んできたが「青柳」が登場したのは初めてである。金沢は松本清張の豪族の群雄割拠を扱った小説にでていた記憶がある。
 青柳、金沢は私の生まれた部落の隣にある。なつかしかった。青柳駅から諏訪の高校まで通っていた日々を思い出した。もちろん作品も江戸、明治の商家に嫁いだ女性の悲哀さを切れ味鋭い文章で描き印象に残る作品だった。

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集団的安保容認報道

いつかの毎日新聞によると、「憲法の新解釈による集団的安保容認」について、地方議会からの反対のうねりが拡がっているとの記事があった。およそ、最近の選挙で国政のみならず、地方も自民党が有利な状態にあるのに、よく地方の自民党議員が党の方針に反発するものだと感心して記事を読んだ。今日の産経によると、確かに地方議会で共産党が「集団安保容認反対決議案」の提案を続々したが、殆どは否決されていることが紹介されていた。産経も自分の主張に都合よい部分だけを取り上げている可能性もあるので、何ともいえないが、どうも毎日が言う地方で反対のうねりが拡大しているとはとても言い難い状況であることは確かだ。
 新聞が主張を持つことは否定しないが、その主張をデフォルメするため事実でないことを報道することは許されないと思う。


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乙一  「箱庭図書館」 (集英社文庫)

乙一  「箱庭図書館」 (集英社文庫)
この作品集は作家乙一が「オツイチ小説再生工場」という企画に応募してきた作品に手を加えて完成させた作品を収録している。
 元々の作品が提示されていないので、乙一がどんな手を加え作品が生き生きしたものになったのかがわからない。それで、アイデアは乙一のものではない。
 どう作品を評価したらいいのか見当がつかない。
だから、感想はなし。

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相戸結衣   「ツアコン!」 (宝島社文庫)

相戸結衣   「ツアコン!」 (宝島社文庫)
作者は40歳を超えている。
40歳を超えたらもう少し社会を多面的にみるようにしてほしい。会社や集団組織からダメな人たち烙印をおされる人たちがいる。自分たちはちょっぴり個性的だけど能力はあふれている。それを発揮させない会社、組織こそおかしいというのがこういった類の物語の基本。こういったダメ集団が、悪戦苦闘しながら、会社を変え、新しいあるべき道を切り開く。
 しかし、物事は多面あり、組織には組織の、社員には社員、それぞれに主張する言葉をもち、組織や会社は成り立っている。だから色んな角度から見つめてみて物語は作られるべきだ。
 「旅行会社」の姿が一方の角度から語られるが、通り一遍で中身が薄い。

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井上靖  「傾ける海」 (角川文庫)

井上靖  「傾ける海」 (角川文庫)
妄念に固まっている人たちがいざなわれて志摩のホテルに宿泊する。
ふられた彼女をとりもどすために今の金なら100万円以上する真珠を手に入れ彼女にあげようと会社に休暇をとって志摩にきている主人公の小玉。
真珠を買占め売りさばくブローカー。
生きる意味を見失い死に場所を求めてやってきた老人。
経営している洋装店が倒産しそうで体を売ってまで金をつくろうとしている婦人。
その体を買おうとしている関西の商人。
 泊まっているホテルに過去最高強い台風が襲う。
 ホテルは、窓は壊れ、別館の屋根瓦はすべて飛ばされる。東京や名古屋、大阪など住んでいる場所に帰ろうとするが線路、道路は寸断され帰ることができない。
 桑名、四日市あたりまでやっとのことで着く。そこは陸が海かと思うほど、すべての家屋は流され、見渡す限り洪水がたけり狂っている。流れるおびただしい死体の中を逃げ惑う人々の群れ。
 ホテル滞在していた人たち、わけもわからないまま、逃げ惑う人を避難所に案内したりするなど世話をせざるを得なくなる。その多忙、疲れのなかで妄念は全くどこかに去ってしまう。 本来の人間の持っている良さがだんだんにじみでてくる。


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井上靖  「花のある岩場」(角川文庫)

井上靖  「花のある岩場」(角川文庫)
小説の対象とはなりえない人物。正義でも悪でも輝きに満ちているそんな人ではない。だめ人間として生き方、暮らしが突出してひどく、素行も悪いそういう人でもない。
 ただ、他人と関わったりすることがうまくできなく、孤独だがそれほど異形の人間ではなくまあ平凡な人間。こんな人間でもわだかまりや、狂気をどこかに宿している。
 小説不向きな人間を題材にして創作された作品集。
やはり、本のタイトルにもなっている「花のある岩場」が印象に残る。
 岩場先導人である徳次は62歳。街での仕事がうまくいかず、穂高登山者の先導人となる。
もう62歳だから、先導人として期待されているわけでもなく、当人も張りをもって仕事に臨んでいるわけでもない。街で仕事がうまくいかなかったのは、人の好き嫌いが激しいため。この仕事でも、相手の想いとは別に、徳次自身が好きと思い込めば、徹底して先導人としてのサービスに勤める。
 重宗も徳次が大好きな登山者。その重宗が女性を同伴で穂高に来る。女性は登山が終われば重宗とは別の男と結婚することになっている。最後の穂高登山である。
 夜中の登山。ある岩場。その岩場に足を運ぶと、岩もろとも崩れ転落することを徳次は知っている。重宗が岩場にかかる。徳次はそこを懐中電灯でうつし、「そこは危ない!」と叫ぶ。その後、女性が岩場に着く。懐中電灯で足元を照らす。だけど「あぶない!」という
声は発しない。

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しじらベッド その後

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気に入ってくれたようで何よりです。
ちょっと目がうつろなんですが……。もうトシですからね。

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横取り①
くつろいでいらっしゃる。

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横取り②
クッションは不要だそうです。自分でかき出してしまいました。

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変形してしまう……。
ゆめこは狭いところが好きです。

その後。
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よく見ると白目?

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道尾秀介  「シャドウ」(創元推理文庫)

道尾秀介  「シャドウ」(創元推理文庫)
本格ミステリー大賞受賞作。最近はいろいろの文学賞があるので、どれが権威のある賞かもうひとつわからないが、大賞を受賞しただけのことはある力作だ。
一番になることは、決してよいことではない。確かに一番遅いと、後ろから襲ってくる敵につかまり最初に殺される。だけど、前で敵が待ち伏せしていれば、一番は最初に殺される。
 なかなか面白いことを道尾は言う。
この作品のもうひとつ納得いかないのは、洋一郎という殺人者が、2年にもわたり統合失調症を装うことに成功すること。それも精神病では権威を持つ医者の患者として。しかも権威者のまわりには更に何人かの優秀な精神科医がいて、洋一郎を診察もしている。
 こんな状況におかれた洋一郎の演技が見破れない精神病専門医。何だか精神病医学はそれほど発達しておらず、頼りないものなのか。そんなことはないと信じたい。


by はなゆめ爺や

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濱 嘉之  「トリックスター」(講談社文庫)

濱 嘉之  「トリックスター」(講談社文庫)
最初は葉昭子なる謎の貴婦人が登場。嘘っぽいとはいえ、50兆円ものお金を統合幕僚幹部の田守に貸し出す。これに兵器産業トップ企業の社長まで巻きまれてゆく。
 結構面白い書き出しだと思ったが、そこからが全くよくない。
著書の濱は警察官僚、内閣調査室や公安畑を歩む。それで、とにかく事件を起こすより、いかに自分が詐欺や裏世界のネットワークの機能や秘密を熟知しているかの説明を延々と続ける。完全自己威張り陶酔小説である


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ボブという名の

Yahoo!トピックスみたいなところでも紹介されていたので、読むことにしました。
母はもう読んでいます。こちらです。

我が家のボブは、諦めて新しいベッドに入っています。

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いい話だと思います。
昨日読んだ本でも、「うつの男性が、迷い猫の世話をするうちに元気になるという例もある」と書いてありました。
ジェームズも、ボブをわが子のように感じることで、守るべきものがあると思うことで、強くなっていました。

こういう話を読んでまず思うのは、「猫の集客能力に頼っているようだし、猫が死んだらどうするんだ?」ということです。
昔読んだMF動物病院日誌という漫画でも、ニューヨーク(だったかな?)の公園で、猫を伴って公園でバイオリンを弾くおじいさんが出てきました。クライスラーという名前の、黒かグレーの猫だったはず。
作中でクライスラーは亡くなるのですが、そっくりの子猫に「クライスラー2世」と名付けて立ち直ります。
でも、ボブ2世は嫌だな。「薬でおとなしくさせているんじゃない?」というクレームもあったそうですが、道具として「補充」したと思いたくない。
……まだ死んでもいないのに(;´・ω・)

書籍化されたペットブログも、その犬猫が死ぬとアクセス数が下がる。次の犬猫を飼っても、人気が戻るとは限らない。
ところで、「まこという名のふしぎ顔の猫」ってありましたよね?


by はなゆめねえや

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阿部夏丸 「父のようにはなりたくない」

ベネッセの雑誌に連載されただけのことはあり、どれもハッピーエンドです。
やっぱり、作者は男性ですね。
帰りが遅かろうと、「男らしくあれ」とうるさかろうと、父親はある程度の信頼・尊敬・愛情を子供から向けられているという設定です。
普段はあまり子育てに口を出さないけれど、たまにソフトボールの練習を見にきたり、釣りで知識を披露したり、「今日はたっぷりお前と遊ぶぞ」と宣言したりする父親に、子供たちは笑顔を見せるわけです。
ちょっとうまく行きすぎではなかろうか。ベネッセだもんな。うん。

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そういえば、回避型愛着障害の本にも、旦那が回避型で妻が不安型のケースが多いと書かれていました。
親密な関係を苦手とし、仕事に打ち込んでいる時に穏やかな気持ちになれる父親。
家族の世話に生きがいを見出し、依存ともいえる献身ぶりを見せる母親。
この組み合わせでバランスが取れると、夫婦それぞれに障害(不器用な面)があっても、家庭はうまくいくそうです。
もしそうなら、こういう話もまだまだ古臭いとは言えないのでしょう。

午前中は、カインズホームで猫ベッドを買いました。しじら織だそうです。売り場にあったもう一つはピンク色だったのでこちらにしただけですが。

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肌触りが気に入らなかったのか、茶々は拒否しました。
古いほうの、フリース素材のクッションが入ったベッドは、処分しました。ダニの死骸とかびっしり埋まっているに違いない。
現在、茶々は私の机にいます。

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勉強する気が起きない(;´Д`)


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岡田尊司 「回避性愛着生涯 絆が希薄な人たち」

親密さを前提とした関係、友達付き合い・家族との生活・性生活・子育て等に、ストレスと困難を抱える人が増えているそうです。

宮崎駿・ハリポタの作者・島耕作・キルケゴールなどなど、実例を出して、あの人もあの人もこのタイプなのだと論じます。
大学生を対象にした調査では、27.5%がこのタイプなんだとか。

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話はそれますが、アンケートで「突然叫びたくなる」「自分はひどく孤独だと感じる」「じゅうぶん眠っても疲れが取れないことがある」なんて選択肢があったとき、みんな素直に答えるものですかね?
たぶん、「ああ。『ほとんどない』か『まったくない』に○付けたほうが無難だよな」と、大して考えずにチェックしていくんじゃないかと。
いつだったか、本音で答えていったら、保健の先生に呼び出されました。

ともかく、これだけ大勢「障害」を抱えた人がいれば、「そんないわゆる『コミュ障』の人間は無視し、『まとも』な人だけで家族や会社を作りたい。構成要員を交換したい」とも言えないのでしょう。
基本的に、人はいくらでも代わりがいると思っているんですが、スペアも傷物ばっかりじゃあね(-_-;)

というわけで、どうすればいいかも書いてあります。
まず、周りの人間に対して。
「愛着に傷を抱える人は、その傷が化膿して腫れているようなものだから、腫物に触るように接する必要がある。
軽い冗談のつもりで言ったことも、侮辱と受け取ることがある。
沈黙を無視と受け取らず、答えない自由を保証し、共感的で肯定的な応答に努める」

……めんどくせぇ。

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そして、本人。
「危険を避け自分の可能性を細らせるなんて、本当に幸せといえるか。
逃げ続けたっていつかは死ぬのだから、一度きりの人生を楽しもうではないか。逃げ続けて空虚な人生を生きるか、自分の可能性を試すか、決めるのはあなた自身だ。
結果を恐れる気持ちはわかるが、大事なのはプロセスなのだ。今をどう生きるかを考えよう」

……暑苦しい。

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(毛深い女)

ちなみに私、巻末のチェックシートによると「恐れ・回避型」だそうです。
メールの返事が来ないと心配になる面もあれば、責任が生じるような親密な関係を避ける面もある。
誰だってそんなもんじゃないですかね?


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井上靖  「夢見る沼」(講談社文庫)

井上靖  「夢見る沼」(講談社文庫)
読者には普通なる心もあるし、考えもある。100%とまでいかなくても、ここは成程そういうことかとある程度納得感がないと物語に入れない。
 節子は婚約した男、大三郎がいるが、どうにも結婚したくない気持ちが強くなる。それで彼の実家のある信州まで親友伊津子に行ってもらって婚約解消を伝えてきてほしいとお願いする。
 どういう経過があり、婚約に至り、なぜ今になってそれを解消したいのか、更に自らが大三郎に言えばいいことを、何で信州の大三郎の実家まで友達にその解消を伝えるお願いをせねばならないのか。また伊津子はそれをホイホイと受けて信州まででむくのか。
 全く理解ができない。
それで、信州までわざわざ行って、解消を伝え、その後、少しあれこれあるが、節子はやっぱし大三郎と結婚しようと決意する。
 わけがわからない。その後物語にある起伏を用意していたとしても、その前提があまりにも世間ズレしていすぎる。

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森揺子  「望郷」 (角川文庫)

森揺子  「望郷」 (角川文庫)
ニッカウィスキーの創始者の竹鶴政孝がウィスキー作りのため留学していたスコットランドの小さな田舎町で知り合い女房にしたイギリス人リタの生涯を描く。
少女漫画を読んでいる雰囲気。作者森は多分イギリス小説が好きな人のように思う。ブロンテ姉妹の本作品と筆致がよく似ている。いろいろな困難を克服しながら、夫婦で歩んでいくが、最大の試練は戦争。日本と英国が敵同士となる。住んでいる余市にはもちろん青い眼の異国人はいない。特高にはスパイの疑いで常に行動を監視されている。街を歩けば
子供たちが群がって石をリタにバラバラ投げつけてくる。そして戦争がいつ終わるかわからない辛さがある。
 辛さ、恐怖、孤独が極限に達し、リタは声をあげる。
「わたし、この鼻を削りたい。そしてわたしのこの眼を黒くしたい。」
それにしても、潰れる寸前のニッカをよみがえらせたのは戦争だった。軍納製品にニッカウィスキーは指定された。材料の大麦は優先して納品された。人々は経済統制で困窮していた時代にニッカはバカバカと儲かっていた。軍隊では一般兵は当然ウィスキーなど飲めない。将校クラスのために納品されていたのだ。


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最近ショックだったこと

市の名前が「ふくろい」なので、マスコットキャラクターもふくろうです。
こんなのが公園にある。

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アピールできるものと言えば、遠州三山(寺×3)。遠足で回らされましたよ。
最近では、RADや小田和正のコンサート、B1グランプリやワールドカップで利用されるエコパが、それなりに知られているかもしれないですね。地味な町です。
近所には原野谷川という川が流れていて、これも何の変哲もない川です。

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先日ふとチラシを眺めていたら、この川を擬人化した「原野谷しずか」なる萌えキャラを発見しました。

しずか

……何のためにこんな(;´・ω・) 
河原に汚れたミルミルのパックとかトウモロコシの芯とか散乱している(先代ビーグルのテリーが拾った)あの川が、こんな知的美少女とは。
ちなみに、「真中まつり」とか「茶蔵めろ」とかもいるそうです。興味のある方はこちらをどうぞ。


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どうしようもない僕に天使が降りてきた

最近、通勤時のBGMはマッキーです。
「時々天使は僕らにいたずらをして教えるよ 誰かを愛するためにはもっと努力が必要」だそうな。
「愛されるためには」じゃなく「愛するため」なんですね。見返りが欲しいならもっと努力しろ、という意味ではない。

さて、ボーナスが出て気が大きくなっているので、こんなものを買ってみました。

140711_2014~01

帯に読者の感想が書いてあるんですが、
「この絵本をプレゼントしてくれた人と結婚すると決めていたから、自分では買いませんでした。『この絵本すっごく好きだから欲しいんだよね』という言葉をちゃんと覚えていて買ってきてくれたのが今の主人です」
というものがありました。
かぐや姫のごとく(?)、旦那候補を試したんでしょうかね。
まぁ、この白猫もツンデレというか、興味のないふりで駆け引きしていた感があるので、こういう風に使うのも悪くないか。

表紙をめくったところにある書評で、「飼い主たちとのつながりが無視されているようで、最後にはつながる」とあり、帯の感想には「愛したことで愛されたことに気付く話」とあります。
つまり、白猫が死んだ後にねこが流す涙には、「愛してくれたのに、愛を返してあげなかった百万人の飼い主を思い出し、後悔して流す涙」もあったのだと解釈した方がいいようです。
昔読んだとき、そんなことは少しも考えなかったですね。30歳近い今だって、指摘されなきゃたぶん気づかなかった。

単純に、猫は解放されて良かったと思います。
矢が刺さり、犬にかみ殺され、溺死し、鋸でひきさかれ、紐で絞殺され……。何度も生き返り、100万回も死ななきゃならなかった。(絵本なのに死に方のバリエーションがあるってのもすごいな)
なんか、拷問みたいじゃないですか | ̄ω ̄;|

あ、もちろん、
「ねこは白い猫のいない世界に生まれ変わっても悲しいだけだし、最後の死を迎えて幸せだったのだ」とか、
「白い猫が年を取ったとあるのに、ねこが年を取ったとは書かれていない。ねこが後を追うまでは、それなりに時間がかかっただろう。辛かっただろうなぁ」とか、
乙女っぽい感想だってちゃんと浮かびますよ。


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