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2013年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年01月

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「世紀末のプロ野球」 草野進 

草野進 「世紀末のプロ野球」(角川文庫)
昔のプロ野球は、投手の投げる瞬間はピンと張りつめ投球の音まで聞こえ、あれこそ野球の醍醐味などと古い人がしたり顔でいう。それに比べ今は野球音痴が外野席に陣取りのべつまくなし騒ぎ立てている。野球も世も末だ。
 会社にはいりたてのころよくプロ野球を観に行った。その時代は本当に観客が少なかった。
秋のどうでもいい試合なんか、数十人しかいなかった。そんなときの発表観客数は必ず800人。2-300人いると、1500人なんて発表があった。
 外野なんて客はあまりいなくて、たまにいると観客がよくマージャンをやっていた。今は10000人以上はどんな試合でも観客ははいる。隔世の感である。もしあの騒々しい観客がいなかったらぞっとする。野球をしたり顔で、ああだ、こうだと評論し昔はよかったという人は
野球をみにいってはいけない。野球場は今や巨大な遊園地のようなものなんだから。
 そういえば昔はボールは牛革で飛ばなかった。だから広い球場にはホームランがでやすいラッキーゾーンなんてのがあった。

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「ささやく壁」 パトリシア カーロン

パトリシア カーロン「ささやく壁」(扶桑社ミステリー)
主人公のサラは発作により植物人間になっている。旦那も数年前に死亡。子供がないため世話は看護婦と叔母さん。叔母さんはサラが植物人間であることをいいことに、離れと1階を貸間にして貸出家賃を得ようとする。1階に入居したのが中年夫婦。空洞の壁を伝い、1階の会話がサラが寝ている2階に筒抜けになる。サラは実は喋ったり身体で反応することができなかったが耳は聞こえ、考えることもできる。で、一階の夫婦は夫の父が元一流歌手で、多くの財産をもっている、それを早く欲しい理由があって、父の殺害を計画する。それがサラに聞こえる。
 そのサラが殺害計画をどうやって他人に伝えるか、他人がどのようにしてそれをわかろうとするかが、小説の読みどころ。
 ミステリーおたくやスノッブな評論家が絶賛しそうな作品。だけど植物人間サラの視点で物語が展開。これが全く動けない身体のため、画面がいつも同じでとにかく退屈。一般読者には
あくびばかりでる作品。

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「ラストラヴァー」 ローラ V ウォーマー

ローラ V ウォーマー「ラストラヴァー」(集英社文庫)
ロマンティック ラブ サスペンス。
主人公の女の子は、真っ正直でクレバーなのだけど、ロマンティックに憧れ、かなりおっちょこちょい。地元紙の記者であるとともに、テレビ会社の契約レポーター。
 それで、豪華なパーティに出席して、恋人と新進女優とともに事件にまきこまれてゆく。その後の展開がむちゃくちゃいろいろあり。
 女優と恋人の失踪。主人公の盗撮ビデオ。マフィアのヘリコプターによる襲撃と脱走など。
何でここでこんなことなんて考えてはいけない。アメリカ生まれの典型的派手小説。

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「愛の決断」 ダニエル スティール

ダニエル スティール「愛の決断」(扶桑社ミステリー)
アメリカ恋愛小説の第一人者ダニエル スティールの長編恋愛小説。
テレビの一流女性報道製作者エイドリアンと一流広告会社エリートマン スティーヴン夫婦。エイドリアンが妊娠する。子供を産んで育てることに大きな障害が無いのに、スティーヴンは子を持つことを拒絶。それを理解できないエイドリアンと論争の末家をとびでる。
ここの設定はかなり無理がある。それで失意のどん底にいるとちゃんと白馬の騎士が偶然登場する。
 他人の子でも、自分の子として愛情深く育てるという白馬の騎士。離婚届けにサインはしたものの生まれた子をひとめみて自分の子であることを認知してほしいと願うエイドリアン。
ここでスティーヴンがどう動くか。ここが読みどころ。でもやっぱし物語の前提が甘い。

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「タブー」 エリザベス ゲイジ

エリザベス ゲイジ「タブー」(上)(扶桑社エンターテイメント)
エリザベス ゲイジ「タブー」(下)(扶桑社エンターテイメント)
小説を書く前に山のように調査したり資料をひもとく。それから、小説の全体を設計して、調査資料からどの章でそれを効果的に使うかを決める。ほとんどの材料は捨てられる。
こうやって作られる小説は素晴らしい作品を生む。でも、こうした小説を作成する方法を採用するのは極めて少ない。ゲイジは確実にこの方法をとっている。
日本の作家では小川洋子、百田尚樹くらい?
 冷酷、裏切り、抹殺、栄光と没落。それらが、きちんと関係性をもってすべての章にうめこまれ、長い作品だけど、息をつく間もなく読者を引っ張る。アメリカ ハリウッドの映画界の実態、内幕を知るには最高の作品である。本当に面白かった。

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「夜の海に瞑れ」 香納諒一 

香納諒一 「夜の海に瞑れ」(角川文庫)
ハードボイルド作家、香納の実質デビュー作。
麻薬取引、暴力団、それからレイモンドチャンドラーの影響を受けたのか、アウトローの
崩れた探偵に陰のある美女。しかも、舞台はいかにもの大阪を中心とした関西。
 あまりにも平凡な設定で、物語をつまらないものにしている。
ハードボイルド作家は習作として、平凡設定の作品を書かねばならないのか

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「パスタマシーンの幽霊」 川上弘美 

川上弘美 「パスタマシーンの幽霊」(新潮文庫)
「さらさら」でもそうだが、川上は日常にありそうで非日常、ありそうでありそうもないことをシャキっとした文体で描くのが上手。
 この短編集では、2話に登場するヤマグチさんが良い。
ヤマグチさんは50人しかいない町の助役補佐でけっこう偉い人。でも、大きさが小鳥くらいしかない。誠子さん家に「やあ」と言って現れる。高尾山にピクニックにデートするときはせんべいの空箱に入れてゆく。土鍋のスープはおちょこによそおう。スプーンはみみかきを折って使う。それでもヤマグチさんは誠子さんと同じくらいの大きい女性に恋心を抱いている。
 川上ワールド全開。

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「こころの最終講義」河合隼雄 

河合隼雄 「こころの最終講義」(新潮文庫)
人間は言葉を持つことで、他人と意思疎通をはかったり、主張や表現をすることができる。しかし、言葉というのははなはだ不明確で怪しいものが大半。
 ある夫人が相談にくる。「旦那以外に好きな人ができた。彼と抱き合いたい。でも、それは旦那を裏切ることになる。それはいけない。どうしたらいいでしょう。」
 「そんなことはいけない」と答えても、「いいじゃない好きなんだから」と答えても夫人は決して納得せず、突っかかってくる。
 そのとき心理学者は答える。「それは私には答えられない。心と体の問題でなく、魂の問題だから。」心と魂はどこが違うのか。「体と心の間にあってゆらめくもの。」が魂。
 まあわかる必要もないようなことだけど、落語の隠居がいうような屁理屈に思える。

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「密売人」 佐々木譲

佐々木譲 「密売人」(ハルキ文庫)
短篇集「鉄騎兵 跳んだ」は傑作だった。青春小説が良かった。ところが警察小説と冒険小説に変ってからが、どうも私には受け付けなくなった。久しぶりに警官シリーズを手にとった。
 薬師という定年退職した直後の警官がいる。彼がススキノのシガーバーで主人公の現役警官の誘導に従って、自分が警察の秘密を暴力団に売っていたことを告白する。これが、この作品の最もクライマックス。
 そんなに簡単に喋るなんて納得いかないと思っていたら、佐々木もそこがいかにも弱いと思ったのか、その心理背景を次のページで言い訳のように記述する。
 気が弱いなあ。佐々木譲。昔に戻ってくれ。
普通のノンキャリの警察官。退職するとかなりの数がパチンコ業者に天下りするそうだ。
署長は、転勤すると家一軒たてるほどの餞別が昔はもらえたそうだ。

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「TAKEN」 トマス H クック

トマス H クック「TAKEN」(上)(竹書房文庫)
トマス H クック「TAKEN」(下)(竹書房文庫)
スピルバーグが創ったテレビドラマのノベライズ化を大作家クックが行っている。
90分ドラマが10作られた大長編。小説も600ページをこえるが、それでもダイジェスト。
あらすじをたどっているだけ。とても、読めるしろものでもないし、訳者のレベルも低い。
ところで、1947年宇宙人が舞い降りたというのは当時事件としてセンセーショナルに扱われた。その事件から話はスタートする。

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「処刑室」 ジョン グリシャム

ジョン グリシャム「処刑室」(上)(新潮文庫)
ジョン グリシャム「処刑室」(下)(新潮文庫)
70歳を目前にした死刑囚サム、事件を引き起こしたのは23年前、そして死刑が確定したのは9年前。彼の住んでいるミシシッピー州は、死刑執行停止がなされていた。それが、突然停止解除が知事によって宣言され、8週間後の8月8日にサムの死刑執行が行われることになった。
 サムは死刑判決になった事件以外に2件の殺人あるいは殺人加担事件を引き起こしていた。でも全くそれは事件にならなかった。相手が黒人だったから。当時黒人は家畜同然の扱いで
殺されてもミシシッピーでは殺人事件扱いにならなかった。
 あれから23年。社会は大きく変化した。人種差別はもちろん、ブスだとか醜いなんてことは言ってはならない。でも、形式だけが単に整えられただけで、人々の思いや魂は何も23年前と変わっていない。アメリカに存在する苦悩、矛盾は綿々と受け継がれている。
 死刑とは何だ。人を殺すと決定した判事や陪審員が人殺しをするわけではない。それを決めている国や州が人を殺すわけではない。まして、被害者の家族を含めた関係者が罪人を殺すわけではない。
 何ら判決にも事件にも全く関係ない罪なき人が国、州に成り代わり従い人を殺す。この
闇はあまりにも深い。70歳で死刑執行。執行しなくても、老い先はそんなにない短い。そんな年齢の人間を力で殺すことに何の意味があるのか。そのまま、刑務所に生かしておいてもいいのではないか。重い問題だ。
 文庫1000ページは長い。しかし、厳しく重い課題を読者に提供する。グリシャム渾身の一作である。
 この作品も映画になっている。リンというおばさんの役を、私にとっては「華麗なる賭け」にヒロインとして恰好よく登場した憧れの女優フェイダナウェイが演じている。驚くことに
その年のワースト助演女優賞にノミネートされた。

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「冷たい月を抱く女」 アーロン ソーキン

アーロン ソーキン「冷たい月を抱く女」(扶桑社エンターテイメント)
こういうサスペンスは個人的には大好き。登場人物が少ない。そして、ひとつひとつの場面の切れ味もシャープ。キーワードも鮮明。
 キーワードは「神錯覚」。これは医者にある一種の精神的病弊のようだ。
自分は完璧。まわりはとやかく言うな。今までに間違いは犯したことは無い。医の世界の神様である。
 神様ジェイドはこの病弊を逆手にとってとんでもない詐欺を働く。この詐欺が想像を超越している。映画のノベライズ。映画の評価は低いが小説は面白かった。

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「愛に気づけば」 アヴラ ウィング  

アヴラ ウィング「愛に気づけば」(扶桑社エンターテイメント)
結構面白い。
日本の小説は、ちょっとしたことや困難にぶつかると、すぐ泣き、それで読者のシンパシーを誘発させようとする。
 この作品の主人公ティナは、色んな絶望、困難の世界に落ちる。でも泣いた場面は物語終了間際の一回。だからその泣きが場面が際立って印象が強い。気丈夫にパシパシと進む姿とそれにマッチした文章が小気味よい。
 その小気味よさが最後のページのクライマックス鮮やかに満開となる。

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「砂の妖精」 イーディス ネスビット

イーディス ネスビット「砂の妖精」(角川文庫)
海辺の砂地深くにいる砂の妖精に出会った4人の子供たち。砂の妖精が何でも願いをかなえてくれることを知り、色んな願いを砂の妖精にお願いする。ただしその願いは夕方日が沈むとまたもとにもどってしまう。大きな城に住むことお願いしたら、城には住めたのだが城の周りを兵隊がぐるりと囲んで攻め込んでくるなど、どれもこれも大変なことが起こってばかり。
 面白かったのは、赤ちゃんを大人にしてしまう。この大人になった赤ちゃんが、行きずりの女性と恋に陥る。さて夕方までに何とかしないと。
 砂の妖精がでてくるための穴掘りをしている。穴ほりの目的は、地球の反対側まで掘っていって、逆さで生活している人達を見てみたいということ。そういや、そんなこと子供時分にやったなあなんてこと思い出した。

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「アイス ストーム」 リック ムーディー

リック ムーディー「アイス ストーム」(新潮文庫)
70年代前半、私の学生時代のアメリカ中流家庭を描いた作品。規範、規制、道徳、モラルの
抑圧からの解放が叫ばれた時代。その象徴が60年代にでてきたヒッピー。風体に一切構わず、文明を拒否し、ランプ洞穴生活。自然自由特に性のタブーからの自由と解放。その先にスワッピングの流行と憧れがあった。フッド家とウィリアムス家は隣同士。表面上は明るい付き合い明るい家庭。だけど、フッド家の夫とウィリアムス家の妻は不倫をしている。子供同士も14歳なのに、肉体関係を結ぼうとしている。不良、コカイン遊びに耽っている。
 キーパーティなる名のパーティがその住宅街ではやりだしていた。そのお誘いが無いことがフッド家では面白くないし、仲間はずれの思いがつのっている。そこへパーティのお誘い。それがスワッピング。
 隣家の夫婦とスワッピングをしているとき、隣家の長男が電線にふれ感電死。それで最後慟哭の涙で物語は閉じる。
 家庭、家族は修復不可能に崩壊している。でも、当時はどんなに解放が叫ばれても家族、家庭は守るべきものという規範が生きていた。仮面をみんながかぶる。集まれば楽しい家族として、無理やり明るく会話をはずませる。
 今は、そんなことはしない。あっけらかん。離婚なんか普通であり、子供は施設へ。物語ができにくい世ではある。

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「レッド プラネット」 ピーター テラップ

ピーター テラップ「レッド プラネット」(新潮文庫)
2050年地球の人口は120億人で沸騰。公害、温暖化で環境は破壊つくされている。そこで火星への移住計画が着々と進められている。
 火星にむかった宇宙船が故障。指令船に船長(女性)を残して、隊員は探査機で火星への着陸を試みる。火星にはすで岩場にコケ類を移植して、そこが酸素製造基地になっていて、そこにゆけば生き延びられる。ところが酸素基地は故障していて酸素を製造できていない。全面的な危機。酸素ボンベには10分程度しか残りがない。
 ここがこのえいが小説の一つの白眉。なんとボンベをとっても呼吸ができたのだ。
96年の火星探査では、火星での生物生息の可能性は否定されていたが、実は酸素を生成する虫が存在していたのだ。
 96年の火星探査ブームがさめやらないうちに造られた映画のノベライズ。だから、探査で得られたことを縦横無尽に使っている。50年前の探査機が地球帰還のために活躍する。

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柚子ジャム作ったよ

柚子をたくさんいただいたので柚子ジャムに挑戦してみました
レシピはこちら

絞ったり、計ったり、こそげとったり、刻んだり
ちょっと手間はかかるけどね

IMG_0864.jpg


種をお茶パックに入れて煮るのだけど
この種に含まれるペクチンがジャムをとろりとさせてくれるんだって

料理って科学だなぁ~


コトコト煮込んで

IMG_0867.jpg


完成~

IMG_0870.jpg


さっそく試食だ


IMG_0872.jpg


おいしぃぃぃーーー! 


IMG_08291

だめだっぴょーん



ちなみに
ペクチンには保湿、シワ、小じわを薄くする力があるんだって



IMG_08232.jpg



・・・・・。

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「スパイクス」 あさのあつこ

あさのあつこ 「スパイクス」(幻冬舎文庫)
昔「巨人の星」なるテレビ漫画があった。これがとにかく間延びがすごくて、30分の放送の間、心の思いとか、昔の思い出なんかが登場して、2-3球しか投げなくて番組が終了することが
ほとんど。
 この作品も似ている。5000mを走る1レースが200ページ余で描かれる。
レース前だけで100ページ。それも全く理解できない心の情景ばかり。

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「強き蟻」 松本清張 

松本清張 「強き蟻」(文春文庫)
ミステリーというよりスリラー小説。 
最後の凝った結論を導き出すために、夫沢田は夜中は完全に眠り絶対起きないということで、石川を沢田の妻伊佐子が自分の家へ住まわすとうのはあまりにも無理がある。
 清張の失敗作。

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「毒菜襲来」 滝井宏臣

滝井宏臣 「毒菜襲来」(文春文庫)
水をいれたコップにしいたけをいれラップをして保管。日本産は3日もすれば腐るが中国産はいくらたっても腐らない。そもそもしいたけは腐るきのこ。
どうしてかと著者がいろいろなところにあたり調べたところ、中国産にはホルムアルデヒトが多く含まれていることがわかる。驚くことにこのことは厚生労働省も把握していた。
しいたけはそもそも微量のホルムアルデヒトは含んでいるのだそうだ。でそれで、厚生労働省は輸入検査時ホルムアルデヒトの含量の検査はしていないのだ。
 ホントかなあと思うのだけど、検疫所や検査機関は過去に問題を引き起こしていない輸入業者の輸入品、検査場にコンテナを運搬する料金を払えとか梱包をとくと売れなくなるなどと輸入業者がクレームする場合、全く検査しないんだって。
 加工製品や外食のさいの材料は、じかに買って食べていないから、中国産かどうかわからないから困る。この本によると、スカイラークとマクドナルドハンバーガーに入っている野菜は
避けなさいと書いてある。

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「ミュンヘン」 マイケル バー ゾウハー

マイケル バー ゾウハー「ミュンヘン」(ハヤカワ文庫)
PLO傘下でかってのテロ組織「黒い九月」のトップにアリ ハサン サラミという男がいた。彼はアラファト議長の懐刀であり、アラファトから愛息子として扱われていた。サラミはミュンヘンオリンピック イスラエル選手村襲撃とイスラエル選手人質事件など、ありとあらゆるイスラエルを襲うテロ事件を当時主導していた。
 イスラエルのスパイ組織モサドの襲撃をいつも寸でのところで潜り抜け生きながらえていたのだが、最後は乗っている車を爆破され命を落とした。
 爆破を実行したのがエリカ チェンバースという女性。エリカは汚いみなりで、猫の絵ばかりを描いていて、孤独でちょっとおかしな女性。住んでいたところでは「ピネラピ」と名乗っていた。そうそうあのマリリンケイの童話の豚鼻の少女と同じ名前。面白い。
 この本を読むと、アラビアのロレンスの時代から始まり、パレスチナの受難とテロでの戦いの歴史がビンラディン登場までよくわかる。
 このノンフィクション スピルバーグにより映画になっている。

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「震える岩」 宮部みゆき

宮部みゆき 「震える岩」(講談社文庫)
物語の時代から100年前に起きた赤穂浪士討入事件。100年後になって、幼い子が2人殺害されたり、わけのわからない火事がおきたり、吉良の屋敷があった家の岩が震えたり、おかしなことが多発する。ここに、お初が持つ超能力によって、それらの事件が、何かの死霊がとりつかれた者によって引き起こされたことがわかってゆく。
 超能力を使って事件をたどることにより、討入事件の真相にせまってゆく。
超能力を持つ者が登場するから、事件の解決はできるのが当たり前と読者は思う。それで宮部は、根岸肥前守の手下としてお初を据え、探偵として振る舞わせ、興味がそがれることを防いでいる。で、宮部がやりたかったことは討入の新解釈を提示したかったことだ。
 当時の徳川綱吉の悪政が討入を引き起こしたと宮部は物語で言う。

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「挑戦の世代」 高橋三千綱

高橋三千綱 「挑戦の世代」(講談社文庫)
大手証券会社のエリート社員が40歳を前に、基幹支店新宿支店長に抜擢される。そこから、抜擢支店長が困難や苦悩と闘っていく小説になるのかと思ったら全く異なる。
 支店運営をどうするとか、どう組織をとりまとめるとかじっくり考えをまとめようと思い
シティホテルに宿泊する。そこで偶然高校時代の友人の俳優にであう。
その真夜中の出逢いから朝までに200ページ近くが費やされる。それで300ページを過ぎても
まだホテルにいる。もちろんその間わけのわからない事件がおきるのだが、それにしてもこんな場面が変らない小説を書いていて高橋はいやにならないんだろうか。読者はついていけない。

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「どつきどつかれ」 中場利一

中場利一 「どつきどつかれ」(徳間文庫)
面白い。ミンチ、ガイラも個性的で良い。だけど中場は「岸和田少年愚連隊」がすごすぎて、この作品が平凡に見えてしまう。
何だか「岸和田少年愚連隊」シリーズですべて書き終わった雰囲気。それにしても岸和田少年愚連隊のカオルはすごかった。で、めっぽう惚れっぽくって。あんなすごい人間はなかなか創造できない。

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「本日は、お日柄もよく」 原田マハ 

原田マハ 「本日は、お日柄もよく」(徳間文庫)
この本は2010年に出版。当時は民主党が歴史的政権交代を実現した熱が沸騰していたとき。この作品は、政権交代 まっすぐになどキャッチフレーズで世界や国が変っていくことをモチーフにした作品。今ではかなり色あせてきているが。
 原田マハがこの作品で言いたいことは言葉は、ある状況でピタっとはまって発せられた時の破壊力、威力が強大になること。
 原田は言葉の選択、表現、行替えで最大効果をだすことに真剣にこだわる作家。多分異常と思えるほど、原稿に推敲、また推敲を重ねていると思う。この作品で彼女が主張したいことが表現されている文を紹介する。
 「なあ、久美ちゃん。困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
 三時間後の君、涙が止まっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。どうだい?そんなに難しいことじゃないだろう?
だって、人間は、そういうふうにできているんだ。」 

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「かすていら」 さだまさし

さだまさし 「かすていら」(小学館文庫)
人生が思った通り丸くおさまる。振り返れば、いい人たちに囲まれ、いい家族に恵まれ、いい思い出ばかりがつまっている。これが逆に、年取って明日がどうなるかわからない辛い人生をおくっていると、うらみつらみ、あの時ああしなかったからこんなになってといい思い出は全部消滅して、悪いことしか思い出さない。
 さだまさしは丸い人生の中につかっている。だから、変人、奇人だった父のエピソードも
丸の中に暖かさと笑いとちょっぴりおセンチをもっておさめる。丸い円の外のあれすさんだ人々を見ることはしない。さだの円が何だか少し縮んでみえてしまう。

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「悪魔とプリン嬢」 パウロ コエーリョ

パウロ コエーリョ 「悪魔とプリン嬢」(角川文庫)
スピリチュアル小説の世界第一人者コエーリョの小説。
悪霊に憑りつかれた旅人が小さな田舎町にやってくる。そして、その町の全員が今後30年間何もせず贅沢な暮しができるだけの金塊を、一週間以内に住人の一人を殺害したら全部町に贈呈して旅人は町をでるという。議論の末、殺害をして金塊を得ることを町として決める。選ばれたのは、老婦人ですでに働いてはおらず、ただ遺産の金利で生活していて町には何の益にもたっていない人が選択される。結果は読んでほしいが。
 肝腎なことは、その決定に有効な反論が無いこと。これは不気味。日本もそう遠くないうちに75歳以上の人間は殺しても罪に問われなくなるかもしれない。最近この手の小説がちまたに多くなってきた。

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「ハリー・ポッター誕生」 コニー アン カーク

コニー アン カーク「ハリー・ポッター誕生」(新潮文庫)
ハリーポッターは全世界で4億冊以上売れ、聖書に次ぐ史上2位のベストセラー。この作品を生んだ作者JKローリングは結構波乱に満ちた半生をおくっている。
 ポルトガルでの結婚に敗れ、イギリスに帰国したときは幼女ジェンカを抱えたシングルマザー。生活ができず、生活保護を受けていた。でも、この時すでに学生時代からこつこつ書いていたハリーポッター3巻めがすでに完成していた。
 ローリングのすごいのは、全く出版される可能性がないのに、この物語は7巻で完成。どの
巻に何を書くか決めてある。物語ができあがっていたことである。一巻目が運よく出版されても、評判が悪く2巻目以降出版されなかったらどうしたのだろう。
ローリングのこの作品を描くのに、最も触発された作品がエリザベスゲイジの「まぼろしの白馬」っていうのが本当にうれしい。ゲイジは先週の読書本で絶対読んでほしい「タブー」を書いた作家。ゲイジの特徴は、最初に物語を設計し、それと同時にものすごい量の下調べをする。
 人々に感動を持って受け入れられる小説(決して文学ではない)はこうして経過を経て生まれる。

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「奇跡」 中村航

中村航 「奇跡」(文春文庫)
両親が離婚して、兄弟はそれぞれの父、母に引き取られもともとの家族が別れて暮らす。別れて暮らす家がたとえ不自由もなく楽しくても、また昔の家族4人で暮らしたいと子供たちは熱望する。それで、九州新幹線の最初の上り、下り列車がすれ違う瞬間に願いを叫べば奇跡がおきると信じて別れていた兄弟とその仲間たちがすれ違う場所まで冒険旅行をして、その瞬間を迎える。
 この物語のクライマックス新幹線すれちがいのところで兄弟はもとの家族で暮らしたいとお願いしなかった。それはもう暮らしがもとへもどらないことを知っていたから。お父さんはすでに再婚の準備を進めていた。
でも、子供たちが協力し励まし合って達成した初めての冒険旅行。出発して思ったところには戻れなかったが、その経験は熱い思いでと強い力となる。そしてこどもたちは新しい旅にまた出発する。

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「先生のあさがお」 南木佳士 

南木佳士 「先生のあさがお」(文春文庫)
私の最も敬愛する作家。ポツリ ポツリとしか作品がでないのが少しさびしい。
どうして好きか?
同い年。生まれた場所は、浅間山を境にした群馬県側の小さな町。東京の大学受験を失敗して、秋田大学の新設医学部にはいる。そこで味わう挫折感。そこに勤めるつもりはなかったが、故郷に近いという理由で佐久総合病院に研修医としてはいり、そのまま今も同じ病院に勤務。
 小説は自らの身辺から題材を探す。だから、誇張しない農村、自然の生活が描かれる。今の時代には希少な小説。
 同じ時代を生きてきた息使いが私の気持ちと溶け合い心地が良い。
医者だから、たくさんの人達の死に接してきた。それが上手く受け入れられなくなり、強い精神障害を起こした。ポルポト時代のタイのカンボジア難民キャンプの国際医療団にも参加した。
 そんな経験をひとつひとつ乗り越え、生と死を徐々に受け入れることができるようになった。
だから、作品は私より老成した人を想像させる。だけどこんな文章に出会うとやっぱし同い年だとわかって本当にうれしくなる。
 「朝から錫のチロリに移して、冷蔵庫でよく冷やした純米大吟醸酒を静かにすすりつつ吉田拓郎のCDを聴いた。
 妻は  時には誰かのちからをかりて、時には誰かにしがみついて『今日までそして明日から』を聴きながら、『拓郎にはずっと生きていてほしいよね』と涙声で言った」

by はなゆめ爺や

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