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2013年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年12月

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今日の二冊目 「証明」松本清張

松本清張 「証明」(文春文庫)
中編4編。
新興宗教の教主というのは、神秘的なことを言いながら、実態は放蕩三昧、酒地肉林。まあやりたい放題の生活をしている。それから、金に異常に執心する。寄心金額の多いほど功徳はあるといって争って高金額の寄付をさせるようにする。
 金を潤沢に有している信者などそんなにはいない。金はどう作るか、信者の旦那に多額の保険をかける。そして旦那をお祓いとか祈祷と称して、道場によび、お祓いの最中に毒殺するのである。

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今日の一冊 「五十四万石の嘘」松本清張

松本清張 「五十四万石の嘘」(中公文庫)
ズイズイズッコロバシという童謡がある。中に茶壷におわれてというところがある。
お茶、徳川幕府御用達業者は宇治の上林家。ここで採れた厳選されたお茶が、江戸に運ばれる。これを受けとって運びこむのが茶道もあり、茶道に精通した坊主。
 茶をつめた茶壷二十個ほどを運ぶのだが、幕府物を運ぶということで、旗本を含め40人の武士が警護にあたる。まったく茶ごときで仰々しい運搬である。これを茶壷道中といって、大名行列以上にこの茶壷道中が通るときは通行人は膝まつ゛いて崇めなければならない。もし大名が茶壷道中に遭遇したら、大名が茶壷道中をあがめることになる。これを
しなかった場合、坊主はすぐに幕府に注進に及ぶ。ときには大名取りつぶしさえある。
 従って坊主は権力を傘にきてやりたいほうだいをする。ここに茶坊主なるものが生まれる。

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今日の二冊目  「けものみち」松本清張

松本清張 「けものみち」(上)(新潮文庫)
松本清張 「けものみち」(下)(新潮文庫)
山のなかで道に迷う。あちこち彷徨っていると道らしきものにぶつかり、よかったと思い
その道をたどって歩く。それは人間があるいてできた道でなく、獣が通る道。で、完全に出口を失い彷徨するだけ。
けものみちは弱り切った人間を引きつけさらに地獄へと突き落とす。
 けものみちの頂上には巨悪が君臨する。都合が悪くなるとわかれば、政治家であれ組織のトップであれ、失脚させる。チンピラだって人間のクズだってぶっつぶす。
 逆に言えば、その巨悪にひれふし、灯りに蛾が集まるように、それぞれの思惑をもちながら、いろんな人間が集まる。ときにその集団は、いがみあったり協力しあったりしながら、巨悪の意図にしたがって活動する。でも、個々の人間は同床異夢。
 この巨悪が亡くなる。あんなに協力しあっていた人間がばらばらとなる。
組織によりかかって生きていることがなくなると現代はいかに人間が孤独で疎外されているかが暴かれている作品である。

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| 日記 | 21:12 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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条件反射?

朝、鏡を見たら目ヤニがついていた

指先で取ろうとすると

鼻の下がぬぉぉーーんと伸びるのだ

これってあるよね

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何度やっても
やっぱり伸びちゃうよね

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今日の一冊 「奥羽の二人」松本清張

松本清張 「奥羽の二人」(講談社文庫)
戦国歴史物短編集。
「背伸び」が面白い。安岐の国の城主に武若というひとがいる。この人大内義隆に滅ぼされ、僧侶となりえけいと名乗る。えけい仏教を真剣に学びその学識をもって毛利元就につかえる。織田信長や足利義昭らとの交渉ごとを見事におさめ、毛利でまた武士に登用され伊予2万2千石が与えられる。しかし彼の交渉は、毛利と対するときは毛利が望むようなことを言い、信長のあとの秀吉にたいするときは秀吉の都合のよいように戦略を提案する。
 毛利と秀吉の間をサーカスのようにふるまう。
で結局、どちらつかずが裏切りものとなり、秀吉に首を斬られる。そのとき、武士なるもの腹をきめ首を堂々とはねられるものなのだが、一太刀めで首をひっこめ、2回目で首がはねられる。ここのところが面白い。
 会社のなかにこんなやつがいて、出世もときにするが、これほどの馬鹿はいないということを清張は言いたいのだと思う。

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今日の二冊目 「高校殺人事件」松本清張

松本清張 「高校殺人事件」(光文社文庫)
清張が書いためずらしい学生向け青春推理小説。面白いのは文章までがすこしつたなくして学生が書いているようにしているところ。こんな文章は学生は書かないよと思うが、待て、昭和30年代の学生は純粋でこんな稚拙で純粋な文章を書いていたのかもしれない。
 舞台は武蔵野。幽玄でうっそうとした林があり、一歩踏み込んだら迷いもとのところにでるのが難しい。そんなところにある寺が舞台。この幽玄な雰囲気は独歩の「武蔵野」を重ね合わせている。
 この小説に登場する詩作にふけるノッポという学生が印象に残る。清張の自叙伝「半生の記」、清張がTOTOで働いていた時、屈折した自称10歳年上の詩人がでてくる。彼がノッポに投影されている。清張が青春を思い返しながら楽しくこの作品を書いている姿が彷彿させられる。

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今日の一冊 「失踪」松本清張

松本清張 「失踪」(双葉文庫)
清張初期中編4編を収録している。
最初の作品「草」が圧倒的に面白い。ある病院の院長と婦長が失踪する。薬局に泥棒がはいり、薬剤師が首をつる。事務長が屋上から飛び降りる。
 病院には肝臓を病んで入院している主人公がいる。そして隣室に変わった男がいて、院長がいなくなったので、期待した治療が受けられないと入院費治療代を2割値引きせよと事務長に迫る。こういったいろんな事件、出来事を主人公の付添婦が、主人公に事細かに面白おかしく教えてくれる。主人公は特に事件にかかわることもなく、傍観者のように対応する。ところが、主人公はすべてことのなりゆきとその背景がわかっている。傍観者のようにふるまった理由も最後にあかされる。犯人は、真相は、物語はどうなるんだと気をもませてとんでもない落ちを清張は用意していた。


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人生いろいろ

最近はなゆめ父(爺やともいう)の読書備忘録をアップするようになり
ブログも生き返ったというかなんというか様変わりしました
この機会に過去記事を読み返してみたのですが、あることを発見!
それは11月に体調を壊しやすいというあまり嬉しくない発見なのではありますが・・
今年も11月に事件が発生したのでせっかくのブログに書きとめておこうと決意
(するほどのものではないが)したのでした


11月のある日のこと某エスニック系レストランでランチをすることにしました
私が選んだのは「ベトナムランチ」
出てきた料理のお味は・・・
決してまずくはないのだがどう考えても美味しくない
ベトナムの人はこういうものを食べているのだなあと
残すのも悪いので(実は貧乏性)黙々と食しましたが
どうがんばっても半分くらいでギブ


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最初の異変は帰りの車の中
異様な感触が腹から頭に向かってぞよぞよ這いあがっていくような・・


数分で家に到着
なーんとなく体全体がだるいし気分がすぐれない
ちょっと横になろうかな、その前にトイレでも行こうと
その時明確に吐き気はなかったんですね


トイレに入り便器を見たとたん
一気に発射
秒読みとかなし

しかも鼻と口からの同時発射
いや発射というより噴出

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いやまいりましたね
こんな盛大なリバースは人生初
知らない間に半世紀生きちゃったけど初体験ってのはまだまだあるものなのね

そんなこんなで貴重な体験をさせていただきましたが
へろへろになりつつトイレ掃除して2時間ほど昼寝をしましたら
ケロッと全快復活の巻

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教訓

口はゆすげるけど鼻をゆすぐってほんとタイヘン

ゆえにまずいと思ったら無理に食べないに限る!



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今日の一冊 「異変街道」松本清張

松本清張 「異変街道」(上)(講談社文庫)
松本清張 「異変街道」(下)(講談社文庫)
導入部が秀逸。幕府直轄甲府勤番の鈴木栄吾が病死した。病死したはずの栄吾に身延山にお参りに行った水茶屋の主人が出会う。出会ったことを何人かの人にしゃべると、周仁は水死体で発見される。ここから息をもつかせない物語が展開。青日神社に飾られている不思議な模様の絵馬。老中になるためにどこから調達するか不明の金塊を現老中に差し出す
山根甲府守。これに武田家滅亡の秘密がからむ。岡っぴき、旗本、女朗、神主、きこり、百姓がいろんな場面で登場。一気に最後のクライマックスまでもっていかれる。
 素晴らしいエンターテイメント小説。清張は武田信玄、武田家に強い興味を持っている。
確か2冊小説も書いている。

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今日の一冊 「霧の旗」松本清張

松本清張 「霧の旗」(新潮文庫)
人間は自らの行動、言葉はほとんどいつも正当で、そのことは他人はわかってくれてるものと思っている。
しかし、相反が埋まらず、言いあうことでさらに乖離が大きくなり、互いの憎悪が増幅されると、どういうことになってしまうか。その終末がこの本では描かれる。清張はこの乖離を描くことがまことにうまい。その会話の際の心の動きなどは迫真もの。
 兄が老婆を殺した罪で一審死刑となる。無罪を信じてる妹が九州から東京にやってきて
超一流で世間でもっとも売れている人権弁護士に兄の弁護を頼む。
 弁護士は今や超一流、そんなしけた弁護なんかできるわけはないし、自分の弁護士料は
超高額でこんなみすぼらしい娘が払えるわけはない。
 一方、娘は人権弁護士として有名で、弱者の味方で評判な弁護士が自分の願いを断るはずがないと確信している。弁護士は柔らかく接しているつもりでも自らの位置が言葉のはしばしにでる。
 「弁護料はあなたは払えない」「私はたくさん案件をかかえ忙しくてとてもあなたの願いはきけれない」とか。
 この乖離がとんでもないことを引き起こす。清張は10で終えておけばと思うところを
それ以上の壮絶な結論を用意している。清張もっとも脂がのりきった時代の作品。
とにかく面白い。

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今日の一冊 「草の陰刻」松本清張

松本清張 「草の陰刻」(講談社文庫)
愛媛松山地検の地方支所でおきた怪火事件で一人の事務官が焼死する。そんな小さな事件が清張の大構想に沿って、山口組を思わせる暴力団の暗躍、その上に乗っかる政治家の犯罪まで事件が拡大してゆく。
 この作品を書いた昭和39年、清張は官僚の腐敗を暴く昭和史発掘を描き、社会悪にたいしての怒りが頂点に達していたとき。脂がのりきり面白い作品に仕上がっている。
 ただ、どの時代も同じだが、政治家、官僚、大悪人たちはいつも逃げることができるようになっている。この作品も、その虚しさをもって完結する。それこそが現実だと清張はいうのかもしれないが、虚しい風が吹く。
 清張は、新聞、雑誌に連載する作品がたくさん。この作品も読売新聞の連載小説。講談社がこれを上下に分冊してないため、730ページもある膨大な本になっている。
 重い、腕が疲れて痛い。まだ同様の厚さの本が4-5冊未読である。

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くせなんです

猫トイレのお掃除をしてました

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ビニール袋の口がなかなか開かなくて

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思わずぺろっ・・

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やばっと思った時には手遅れ

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気をつけませう

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今日の一冊 「隠花平原」松本清張

松本清張 「隠花平原」(上)(新潮文庫)
松本清張 「隠花平原」(下)(新潮文庫)
新興宗教団体がでてくる。怪しいし疑惑だらけ。身延の奥の西山という部落で、下界と完全遮断して信者を滝打ちなどの教錬したり。信者からお金をつのり、そのお金を使って、土地と家を提供し、理想の極楽地をつくってあげることを約束。しかし、約束は反故にされる。資金繰りがつかず破たん寸前の団体等。
そこに引き込まれ読み進む。でも結局新興宗教団体のあやしさは追及、解明はなされず。
銀行の会長が作った3人の異母兄妹の骨肉の争いで物語は終わる。宗教団体は、どうも読者の興味をひっぱるための材料に使われていたように感じられる。ちょっと尻すぼみ。
 最後の終わり方も凝りすぎで納得感がない。

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| 日記 | 13:26 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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今日の一冊 「蒼い描点」松本清張

松本清張 「蒼い描点」(新潮文庫)
清張は42歳から文筆活動をはじめたのだが、無尽蔵というか膨大な作品がある。どうしてそんなにあるかと調べたところやたら新聞、週刊誌への連載が多い。
この作品も週刊明星創刊号を飾り、一年間連載している。当時、同時に連載している作品が他に「ゼロの焦点」「かげろう絵図」「黒い樹海」「黒い画集」何と5作も同時執筆している。頭がおかしくならないのか。
 連栽物は長さから決まる。この本も660ページもある。だからどうしても間延び、中身が薄くなる印象がする。
 でも発想は面白い。村谷という父に一流作家を持つ作家がいる。この作家一作目は一流作家の娘ということと、作品の内容もおもしろかったので売れた。ところが2作目が書けない、アイデアもない。そこに極悪フリーライター田倉がつけこむ。若くして亡くなった作家志望の青年のたまった原稿を売り込む。その原稿を書きうつして、村谷は自らの作品として世に発表する。いかにもありそうだが、非凡な着想だ。それにしても田倉の極悪ぶりは強烈。

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今日の一冊 「巨人の磯」松本清張

松本清張 「巨人の磯」(新潮文庫)
中編集。その中で「礼遇の資格」がすごい。清張の発想は奇想天外。フランスパンというのは数日すぎるとそこいらの棒より硬くなる。
何しろ殺傷した凶器がフランスパン。なかなか犯人はつかまらない。
最後の収録作品「東経139度」。古代神事 太占(ふとまた)を行っていた神社がすべて東経139度に沿ってあり、それ以外には存在しない。
 139を古代読みすると「ヒミコ」。邪馬台国は大和か九州で生まれ、やがて争いにまけ東に移り、台国の都を東経139度線上においた。むちゃくちゃな発想。緯度なんて考えは邪馬台国時代はなかった。と思ったら、それは人間が後から発見したことで、そこが139度になることはずーっと以前より決められていたのだ。

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今日の一冊 「小説 ヤマト運輸」高杉良

高杉良 「小説 ヤマト運輸」(新潮文庫)
物流業務はその昔、会社のなかで最も低い位置付けがなされていた。だいたい小説でもエリートが失敗して行き着く先は物流、倉庫番と決まっていた。
 その物流が企業にとって生命線であり、戦略面で重要な業務であることを世にしらしめたのがヤマト運輸である。
 はりめぐらされたネットワーク、それをサポートするシステム、卓越した発想と、実現への強固なリーダーの意思。そして、常に変革し続ける物流企業。
 革新的物流企業をあますところなく活写している。

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今日の一冊 「共犯者」松本清張

松本清張 「共犯者」(新潮文庫)
短編集。松本は、実力もないのに、権力を傘に偉そうにするひとを異常に軽蔑する。
この本に収められている「剥製」がそれにあたる。
 鳥の鳴き声名人で世を風靡している人がいる。彼の鳴き声で、どんな鳥でも集まってくる。で、それを見学に行く。さて、いくら鳴き声を発しても全く鳥はよってこない。
 最後それを糊塗するために、彼が鳴くまねをしているところに剥製を並べて、鳥がよってきているようにみせて取材は終わる。そして、どうしても鳥がよってこないことを認めない。
 こういう人っていっぱいいるよね。世に取り残されてもまだ自分中心に世界がまわっていると固く信じているひと。

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| 日記 | 17:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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そっくりさん

数か月前のこと
茶々の左上犬歯がにょきにょき伸びてきて(つまりは歯肉炎なんですが)
下唇に突き刺さり化膿してしまいました

で、動物病院に連れて行ったところ
な、なんと!

下唇に届かないようバキッと歯を折ってしまったんですね
なんてワイルドな治療法

そんなこんなで
かつてのハンサムボーイもこんな顔になってしまいました

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あれ?このゆがんだ口元
誰かに似てるねぇ
そうだ麻生さん!

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無断借用しかも左右反転加工



以来茶々の別名は


おーい、麻生さーん


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ま、心は永遠の美少年ってことで

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今日の一冊 「馬を売る女」松本清張

松本清張 「馬を売る女」(文春文庫)
清張は、ひっかかる材料があって、そこからああでもないこうでもないと材料を広げるのが楽しくて楽しくてしょうがない作家なんだと思う。この本には中編三作が収められているがまずはトリック材料がある。
 高速道路の夜の待避所。ヒトリバシリという雑草。馬酔木。
面白いのはヒトリバシリ。口に入れると、それに含まれているヨヒンビンという物質が中枢神経麻痺をおこし、どうしても全速力で走りたくなる。どこでこんなことを清張は知るのか知らないが、それを知ったときの清張のこいつは面白い話が作れるとほくそえむ顔が私の目の前に現れる。
 トリックの面白さということでは東野圭吾がいるが、東野はトリックにおぼれ物語が雑になる傾向がある。
 清張は動機とトリックが完全に共鳴させる。収められた三作品は、老醜というもの、死へ向かって諦めにむかうのが当たり前なのに、金欲、性欲、権勢欲ますます高じてそれが最後殺人につながる。老醜の醜さ哀れさをテーマとしている。そこが読者にガツンと衝撃を与える。

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今日の一冊 「象の白い脚」松本清張

松本清張  「象の白い脚」 (文春文庫)
ベトナム戦争は誰も知らないものはいないが、ベトナム戦争終結少し前から行われたラオスのベトナムと同様な戦争についてはほとんど知られていない。
 アメリカはベトナムが共産化し、インドシナのとりでとしてラオスの共産化を防ぐことに懸命になった。中国やソ連が支援しているとされていたパテトラオという共産軍ゲリラがラオス北部を制圧虎視眈眈と首都ビエンチャン攻略を狙っていた。
 ところがこの内戦は全く不思議な内戦だった。
この内戦にアメリカは6万人の軍隊を派遣したことになっているが、実際は500人程度だったそうだ。どうしてこんなことになるのか。これは6万人の軍人手当給与の殆どをラオス及びアメリカ高級軍人、官僚、政治家及びパテトラオに配るためだった。当時国民一人当たりのアメリカの海外援助額はラオスが世界一だった。
 こんなわけだからまともな戦争をするわけがない。マスコミは危険だからということで紛争地域に立ちいることを許されず、ときどき軍幹部が紛争地域からでてきて、今日は大きな戦闘があり、何人もが亡くなった、と言う。それが世界中に発信され内戦激化という大きなニュースとなる。
 そうすれば更に援助が増える。政府軍も共産軍も戦争状態をやめられない。
もうラオス国じゅう、正しいことなど全く存在しなくなる。すべてが悪だけになる。
 こんな状況に、巧妙な麻薬取引。第2次大戦の残滓が重なり合って、非常に深い物語になっている。

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バンビツアーで高尾山

20年ぶりのバスツアーで行ってきました高尾山

途中休憩の日本坂サービスエリア

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朝霧高原道の駅

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と快晴の中バスは進みます

そしてお昼前に到着・・・って

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なに、この人?

ケーブルカーに乗るのに一時間待ちって
ここはディズニーランドか?

山ガールに山ボーイ、
常に動き回る小学生、大声で笑うおじさん、韓国語中国語が飛び交う中

いかにして人にぶつからないで歩くか

に神経集中させての登山でございました

そして山頂

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こ、これは
私の知っている山じゃない
山なのに人の海・・・

とはいうものの
下山に選んだ4号路は
緑が香り、土を踏みしめての山歩きで楽しめました

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そんなこんなでバス酔いを見事克服し無事に帰ってこれました
メデタシメデタシ

そうそう美味しかった
おべんとー

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と、おだんご!

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おっといけねぇ
犬ブログだったね


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とはなこが思っていたかどうかは不明

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